#11 アフリカ植民地政策
今回はアフリカ、植民地(colony)の過去について。
アフリカが以前ヨーロッパ列強による植民地だったことは周知の事実。
先日とある文献を読んでいて、いくつか新たな発見があったのでブログに残しておく。
Scramble for Africa(アフリカ分割)と言われるヨーロッパ諸国による、縄張り争い(1880年代-1914年頃まで)。
アフリカは国によって、どこの国に植民地化されていたか異なるため、話す言語が異なる。
多くは、フランス語や英語だが、以下図を見れば、いかに多くのヨーロッパの国々がアフリカに進出していたかが分かる。
(以下URLより引用)
https://kids.britannica.com/kids/article/Scramble-for-Africa/632997
また、奴隷貿易(Slave trades)という今では考えられないことも行われていた(1400-1800年)。
僕は今まで、植民地政策なんて、極悪な行為で、被植民地国にとっては、マイナスなことしかないかと。
しかし、文献を読んでいて、必ずしもマイナスなことだけではないと気付かされた。
※誤解しないでもらいたいが(Don’t get me wrong)、何も正当化しているわけではない。
植民地化により、学校が建設されたり、鉄道網といったインフラが整備されたり(イギリスはインドやタンザニア-ザンビアにて鉄道整備を実施) といったプラスの効果(benefit)も実はあるのだ。
ちなみにイギリスとフランスの植民地行政は異なる。
イギリスはフランスの植民地と比較して、a less Hands-on approach (あまり手を加えないアプローチ)を採用していた。
例えば、フランスはイギリスより現地の議会に手を加えたりと言った具合だ。
また、フランスの植民地ではローカル言語は教えず、フランス語を教える。一方、イギリスの植民地であったガーナやナイジェリアなどでは、英語よりむしろ原住民の言語(indigenous language)で教え、現地の教員を雇っていた。
植民地では、ミッション系の学校(missionary school)での教育にも力を入れた。
植民地政策は宗教にも影響を与える。アフリカでキリスト教徒が多いのはその影響だ。